シワを改善する「医薬部外品」は「化粧品」よりも効くの？違いを解説

シワの効果的なスキンケア製品は数多く登場してきている昨今。

シワのケアをしたいけれどたくさんあって何を選んだらいいのか迷っている方も多いと思います。

勿論、使用感が好きとか、自分に合っていると感じるものが一番ですが、何よりも気になるのはやはりシワへの効果です。

シワケア製品の外箱や容器には「乾燥による小じわを目立たなくする」とか「シワを改善する」とか、医薬部外品や化粧品などの表記されていますが、この違いをあなたは正しく理解していますか？

言い方の違いだけで同じことを言っていると思っている方がいたら、それは間違えです。

シワケア製品を選ぶ際にとても大切なことで、是非知っていきたいことですので、ここでは「乾燥小じわを目立たなくする」と「シワを改善する」の違いについて解説します。

シワを「目立たなくする」と「改善する」の違い

そもそもなのですが、「化粧品の基本的な役割」ってご存知ですか？

厚生労働省のガイドラインでは化粧品の役割は「健やかに肌を保つこと」とされています。

化粧品は基本的に保湿することで、シワを目立たなくするのが効果の範囲とされています。

そのため、化粧品の表記には「乾燥による小じわを目立たなくする」という効果までしか認められていませんでした。

しかし、2016年にポーラが真皮のシワ改善効果がある成分「ニールワン」で厚生労働省の承認を日本初で獲得し、シワを改善する有効成分が製品に配合されていれば、医薬部外品として「シワを改善する」と表記できるようになったのです。

それを皮切りに、さまざまなメーカーから相次いでシワ改善製品が登場してきたのです。

化粧品と医薬部外品はシワの改善範囲が違う！

シワ製品に「乾燥による小じわを目立たなくする」や「シワを改善する」と表記するための基準にシワグレードがあります。

その範囲を示したものがコチラ　↓　↓　↓

化粧品はグレード１～３の範囲で、肌を健やかに保ち、エイジングケアの予防的な役割。乾燥による小じわを目立たなくするというのはシワへの効果範囲です。

医薬部外品はグレード３～５の範囲のシワの深さで、特定の有効成分が配合されており、真皮層のシワの改善の効果が期待できるんです。

シワ改善の有効成分はこの３種類だけ(2020年7月現在)

現在、日本で厚生労働省の厳しい審査を通過して「シワ改善」が認められた有効成分は

つまり、これらの成分を配合しているものだけが、医薬部外品として「シワが改善する」と表記できるのです。

今後、新たな成分にシワ改善効果が認められれば、また増えていくことと思いますが、2020年7月時点で認められいるのは、この３つの成分だけです。

現在発売されているシワを改善する医薬部外品（成分別)

現在発売されているシワを改善する有効成分配合(医薬部外品)がどれくらいあるのか、成分別にリストにしてみました。

購入する際の参考にしてみて下さい。

ニールワン

純粋レチノール

ナイアシンアミド

シワ改善ケア～まとめ～

有効成分でニールワンはポーラの独自成分なので、その他のメーカーの有効成分は、ナイアシンアミドと純粋レチノールになります。

形状もクリーム状、オイル状、美容液、ローション状とメーカーによって様々。

どれも統一していえることが、使ったからと言ってシワがパッと消えるというわけではないので、継続した日々のケアが必須。

お値段も高いものから比較的リーズナブルな価格ものまでありますが、高ければいいというわけではないので、続けられるもの、テクスチャーが好みなもので自分に合ったもの選ぶとよいでしょう。