つるつるピカピカな肌になりたい!でも、自分の年齢を考えたらもう今さら無理なのでは…そんな悩みをお持ちですか?
肌がキレイなのは遺伝だから「持って生まれたもの」と思われている方も多いことと思いますが、肌は遺伝ではなく生活習慣の現われです。
どんなにキレイな肌を持っていたとしても、日々の生活の中で肌に悪影響を与えることをし続けていれば必ずそのしわ寄せが肌に出ます。
肌の衰えはもちろん加齢による肌老化もありますが、8割はお手入れや生活習慣の現われと言われています。肌に気を使っていた人と無頓着でいた人の差は、肌老化のスピードに雲泥の差が生じます。
つまり、今のケアが1年後、5年後、10年後のあなたの肌を大きく変えるのです。
気づいたときが今であれば、今からでも遅くはありません。ツルピカ肌になるためにできることを今日から始めましょう。
注意ポイント
今の肌状態がシワがかなり深く刻まれていたり、フェイスラインが変わってしまうほどのたるみが生じていたり、凸凹のクレーター肌などの悩みであれば、正直申し上げて自宅ケアでの改善は難しいのが現実です。まずは美容皮膚科へ行かれることをおすすめします。
つるピカ肌とはどんな肌?
つるピカ肌になりたい!!と思っているあなたに、ここでちょっと問題です。
はてな
・・・・
どうでしょうか?
あなたなりの解答を考えて読み進めてください。
大体皆さん、「うーん」と考えた後で出てくる答えは
・ハリや弾力がある
・水分と油分のバランスがいい
・みずみずしい
・すべすべしている
・肌トラブルがない
・血行がよく透明感がある
といったようなものですね。
漠然と「キレイで白い肌」といった回答も多いです。
あなたも似たような答えだったのではないでしょうか。
ちろんどれも正解です。
正解ですが・・・どれも核心を突いていません。
10文字すら守っていない人もいますし(笑)
もっと掘り下げてみてください。
「ハリや弾力がある」ってどういうこと?
「肌トラブルがない」ってどういうこと?
・・・・
では、質問を変えます。
上記の解答の全てに共通することは何でしょうか?
勘の良いあなたならそろそろ「あ!」と気づいたのではないでしょうか。
そうです。
つるピカ肌とは
キメの細かい肌です
そんなことか・・と思わないでくださいね。
肌のキメが細かくキレイに並ぶと、肌表面がツルツルに見えるだけでなく、透明度もアップします。多くの光を取り込んで乱反射させるのでツヤツヤと輝いてみえるのです。これがつるピカ肌なのです。
肌のキメの細かさはアンチエイジングにも欠かせない条件。キメの細かい美肌を手に入れるために、キメについてちゃんと理解してあげてからケアすることでグンと効果が上がります。
ここでちょっと、私たちのお肌のキメのこと知っておきましょう。
肌のキメってどこを見て判断する?
肌表面に細かく溝が走っていて、三角形や四角形の網目のような凸凹模様があります。これがいわゆる肌理(キメ)です。
毛穴や汗の穴なども合わせて、それぞれ名前があります。!
・皮溝(ひこう) 皮膚の表面にある網目状の溝。
・皮丘(ひきゅう) 皮溝に囲まれ三角形や四角形に皮膚が高くなっているところ。
・毛孔(もうこう) 皮溝が交差しているところにある小さいは穴。うぶ毛の出口。
・汗孔(かんこう) 皮丘の中心部に1つずつある穴。汗の出口。
皮溝・皮丘のでき方や毛孔、汗孔の状態は一人ひとり違って、性別や年齢でも異なると言われています。体調、気温、湿度、紫外線の影響でも変化します。
つるピカ肌の条件とは?
キメの細かい肌
キメが細かい肌は、皮溝が適度に深く細く、皮丘と皮溝によって形成される三角形や四角形の網目模様が均一で規則正しく並んでいる状態のこと。
皮溝が深いと皮丘がふっくらします。皮溝と皮丘の適度な落差があることで、ふっくらとした肌になります。
キメが細かい=柔軟性があるということ、潤いを保持する高い能力を持っています、
キメが細かくキレイに並ぶと、肌表面がツルツルに見えるだけでなく、透明度もアップします。多くの光を取り込んで乱反射させるのでツヤツヤと輝いてみえるのです。
これがつるピカ肌です。
キメの粗い肌
皮丘と皮溝のバランスが乱れ、網目状態が失われてフラットな状態になっている肌。
皮溝と皮丘の落差がないので弾力を失ってハリがなくなり、柔軟性もなく表面はザラザラした肌。いわゆるキメの粗い状態。
水分をキープする力がないので、肌は乾燥しがち。
皮丘の面が広くなるので、肌表面の凸凹が目立ちやすくなり、皮溝が浅いため毛穴も目立つ。
一方、こちらの(下の)画像は肌荒れ起こしている肌(左側)。キメは何とかまだ残っていますが、肌のところどころが赤く炎症を起こしている状態で、外部からの刺激を受けやすく、水分保持力は低下しています。
右側の画像は、もう完全にキメが失われています。こうなってしまうと、水分は完全に欠乏し弾力も全くもない。シワ、たるみがあるガサガサ肌。スキンケアで回復できるレベルではないです。
今日から始められる!つるピカ肌に甦るための4ステップ
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1潤いを与える
キメが乱れる要因がさまざまです。加齢とともに角質が厚くなり硬くなる傾向にあることも一因です。
ですが、キメを細かくするためにの一番の対策は潤いを与えるケアです。
潤った肌は健康で肌トラブルもなく、見た目も美しくキメも整っています。
また、間違った洗顔や刺激のあるクレンジングは乾燥させる原因。けっこうやってしまっている方が多いので注意しましょう。
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2十分な睡眠
キメは肌の奥からの再生リズムに反映しますので、十分な睡眠をとることは美肌に不可欠。
なぜなら、肌の再生は私たちが寝ている間に行われるからです。
私たちの肌細胞は睡眠中に細胞分裂が行われ、修復、再生されます。
寝不足の翌日はメイクのりが悪いと感じたりしますよね?原因は行われるハズだった細胞分裂を阻止してしまったからです。
10代、ギリギリで20代前半までは、寝不足であってもなんとか巻き戻しできますが、質のよい十分な睡眠は肌のためには必須です。
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3バランスのとれた栄養
私たちの体は食べたものから栄養を摂ってできています。もちろんのこと肌も食べたものからできていますので、食べ物はとっても大切です。
バランスのとれた栄養を摂ることで肌の代謝もアップしますので、ぜひ、肌にいいものを意識して積極的に摂って下さい。
おすすめは良質のたんぱく質、食物繊維、ミネラル、ビタミン。これらをバランスよく摂取しましょう。
よく、肌にいいからと一つの食材だけ集中して摂る方がいますが、一つの食材だけ摂取しても十分な効果は発揮できません。バランスが大切です。
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4徹底した紫外線対策
肌老化の8割が紫外線によるものと言われています。
紫外線はシミを作るだけでなく、肌の真皮層まで入り込んでコラーゲンやエラスチンまで破壊し、シワやたるみの原因を作ります。
紫外線を浴びるとわたしたちの肌細胞は自己防衛反応で角質を厚くして自らを守ろうとします。角質が厚くなる=肌のキメを粗くなるので、紫外線はキメの粗いゴワゴワした硬い肌を作ってしまうのです。
結果、潤いの浸透も悪くなり保湿能力も低下させるため、肌細胞は乾燥した状態に。乾いた肌はターンオーバーも乱れさせるので肌再生が正常にできなくなります。これもキメの粗い肌をつくる原因となります。
つるピカ肌になるためのまとめ
わたしたちの肌は一日でできあがるわけではありません。日々の習慣の積み重ねが肌に現れるのです。
繰り返しになりますが、大切なのは
- 肌を乾かさない(潤いを与える)
- 十分で質の良い睡眠
- バランスのとれた栄養
- 紫外線から肌を守る(年間を通して)
当たり前なことばかりと思われた方もいるかもしれませんが、是非今日から始めてみて下さいね。