インナードライ肌とは乾燥性脂性肌のことで、脂っぽいのに潤い不足な状態であることで、一見、脂っぽいので脂性肌と思ってしまいがちなのがこのタイプ。
そのため、オイリースキン用のスキンケアでずっとお手入れし続けているとこの肌タイプによりなりやすくなってしまいます。
表面はテカっていても肌内部は水分が不足しているので、ハリのなさやちりめんジワなどが目立ちます。
インナードライ肌と脂性肌の違いは保湿能力があるかどうか。年齢とともに水分保持能力は低下してくるので、30代以降で肌のテカりがある場合は、インナードライを疑ってみるべきです。
という私も、以前はインナードライでした。私の場合は、肌の内側で何か潤いを感じない自覚症状みたいなものを感じていて、特にほうれい線のあたりに見た目ではわからない乾きを感じていたんです。これもインナードライだったんです。
ですが、たった2つのあること実践しただけで劇的に改善しました。
ありがたいことに、現在は周りから肌を褒められるようにまでなり、「どんな化粧品を使っているの?」とよく聞かれます。
わたしが実践したその方法をご紹介したいと思います。
先ず、最初にそもそも自分の肌がインナードライであるかどうかがわからないというや、インナードライであることを気づいていない方も多いです。
そこで、インナードライの見分け方からご紹介したいと思います。
その肌状態、インナードライ?それとも脂性肌?正しい見分け方
インナードライであることを見分ける方は、脂浮きするとともに以下の症状に当てはまる場合、インナードライである可能性が高いです。該当するものがあるか、チェックしてみてください。
インナードライ肌チェックリスト
- 洗顔後にカサつく
- 洗顔後、そのまま少し放置するとベタついてくる
- べたつくのに渇きを感じる
- 毛穴が開きやすい
- 肌にハリがなく細かなシワがある
- 過剰な脂性対策ケアをしている
- ニキビが出来やすい
もう一つのインナードライ肌診断方法として、洗顔後の肌状態でチェックする方法があります。こちらは他の肌質のチェックにもなりますので、自分の今の肌タイプを知る方法としても使えます。
先ずは洗顔後、肌に何もつけない状態で15~20分ほど放置します。その後の肌状態をチェックします。
インナードライ肌診断チェックリスト
- 肌の突っ張り感も皮脂も浮いてこない ⇒普通肌
- 全体的にカサカサして突っ張る ⇒乾燥肌
- 全体的に皮脂が出てきてテカる ⇒脂性肌
- 部分的にテカっていて部分的に乾燥する ⇒混合肌
- 表面はテカっているのに突っ張りる感じがする ⇒インナードライ肌
注意
洗顔は汚れを洗い流すためにするものですが、どんなに丁寧な洗顔をしたとしても、肌にとって必要な皮脂までも多かれ少なかれ洗い流されてしまいます。そのため、洗顔後の肌は非常に無防備な状態。
無防備な状態で放置するのは本当は肌には良くないことで、洗顔後は間髪入れずにスキンケアすべきです。私は洗顔後なによりも先にスキンケアすることに徹しています。
なので、この洗顔後肌診断はあまり頻繫に行うことはおすすめしません。必要に応じて、チェックすべき時にだけ行ってください。
なぜインナードライになるのか?
では、なぜインナードライになるのでしょうか。
多くの女性が30代になると肌が乾燥しやすくなります。これはどのような肌タイプの方でもそうです。
肌が乾燥に傾く原因は、加齢に加え、間違ったお手入れによるものも多いのです。よかれと思っていることが肌を乾燥させているんです。
インナードライは文字どおり、肌内部が乾燥することをいいますが、肌は乾燥に傾いた肌細胞が砂漠状態になる危機を察知して、自己防御力を働かせて過剰な皮脂を分泌させます。細胞が乾いているから脂を出せ!と指令をだしてしまうんですね。だから、表面テカるのです。
インナードライ肌に陥る人の多くは、自分が脂性肌(オイリースキン)と思い込み、脂性肌のケアをし続ける方も多いですね。肌細胞は乾燥で悲鳴を上げている状態なのに、皮脂を取り除くケアをするから、さらに皮脂を分泌させて乾燥するという負のサイクルを引き寄せてしまうのです。
インナードライ改善!!私がやった最強策「2ステップ」
インナードライは乾燥肌と同じです。
見た目が乾燥しているように見えているだけで原因は肌の渇きです。
きちんとケアを続ければ、インナードライは必ず改善されていきますので、ぜひ参考にされてみて下さい。
step
1洗顔を見直す
インナードライの方の多くはスッキリ洗いあがるような洗顔を使っている方が多いです。これは今日からやめましょう。
洗顔によって過剰な皮脂を流してしまうことで、インナードライをさらに悪化させる原因となります。
おすすめの洗顔料は、不要な汚れを落としつつ肌に必要な潤いはキープしてくれるタイプのもの。
洗顔後につっぱりを感じたら、それは皮脂を過剰に流していること。違うタイプの洗顔料を使うことを検討して下さい。
step
2保湿ケアに徹する
インナードライの方の多くは、脂性肌用のさっぱり系のスキンケアをされているケースが多いですが、それが負のサイクルを招きます。
今日から保湿ケアに変えましょう。
皮脂が過剰分泌されているだけで、お肌は乾いているのです。
潤いを与えることで、肌細胞の誤った信号を発信しなくなれば、過剰な皮脂は分泌されなくなります。
とにかく保湿に徹してください。
ここに注意
高温のお湯で洗わない!
これはインナードライ肌に限らずですが、熱いお湯で洗顔することはお肌にとって厳禁です。
「熱いお湯の方が汚れが取れるのでは」とか、「気持ちがいい」「洗顔した!という気持ちになる」などの理由で高い温度のお湯で洗顔される方がいますが、これは肌老化の原因になります。
インナードライの場合は、過剰な皮脂を洗い流すことになり、さらなる乾燥を招く結果になります。おすすめの温度は32℃。
あぶら取り紙を使わない!
あぶら取り紙で過剰に皮脂を抑えると、次々と皮脂が浮いてきてしまいまので、取り過ぎもよくありません。
また、気づかぬうちに拭き取る際にチカラを入ってしまい、思いの外肌に負担がかかります。
どうしても気になるときはティッシュペーパーを三角に折って、やさしく抑える程度にとどめましょう。
肌質は季節でも変化
肌質は季節によっても変化します。
夏は気温と湿度が上がるので、どんな肌タイプでも水分量が上がります。
脂性肌の人はより皮脂分泌も盛んになります。
冬には気温が下がるので、どんな肌タイプでも水分量が下がります。
乾燥肌の人はより渇きやすくなります。
季節によってスキンケアを変えることも大切です。